以前の記事で「英語日記BOY」という本の感想を述べましたが、他にも「英語を上達させるために参考になる本はないだろうか?」と思い、読んでみた本があります。
それは西真理子さんの「英語を話せる人と挫折する人の習慣」です。
本書は「英語を話せる人」になるための”正しい習慣”をまとめたもので、「何をどのようにすればいいのか」をしっかり理由付きで説明しています。
ちなみに、本書は「一週間で英語がペラペラになれる本」という、いわゆる”速効本”ではありません。
しかし、本書の習慣を一年続けることで確実に「英語を話せる人」に近づけるということで、自分の中で印象に残っている部分を3点紹介していきます!
- 話せる人は中学英語を大切にし、挫折する人はビジネス英語にこだわる。
- 話せる人は音読を習慣とし、挫折する人は面倒と言う。
- 話せる人は「急がば回れ」、挫折する人は「一週間でペラペラになれる本」に飛びつく。
- 終わりに
話せる人は中学英語を大切にし、挫折する人はビジネス英語にこだわる。
仕事で英語が必要になると、英会話教室のビジネス英語コースを受験されたり、ビジネス英語の本を購入されたりする方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ビジネス英語に飛び込む前に、皆さんは中学3年間で学んだ英語をしっかり覚えていますか?
西さんは「中学校の英語をやらずにTOEICやビジネス英語のコースを取る方もいますが、土台がないところに積み上げられるものはありません」と指摘しています。
それだけ、中学英語は非常に重要だということ。
自分も「TOEICやビジネス英語の勉強から始めよう」と思った時期もありましたが、まずは遠回りして中学英語をイチからやり直していきたいと考えています。
また、英語を話せる人はテキスト一冊を徹底的に使いこなすということで、本書で「中1英語をひとつひとつわかりやすく」をオススメしていたので、ぜひ手に取ってみようと思いました。
話せる人は音読を習慣とし、挫折する人は面倒と言う。
本書では英語上達の王道の一つとして「音読」を挙げています。
「英語ができないと悩んでいる方、音読してください」と西さんが力強く述べているからこそ、音読の重要性が理解できます。
やり方としては、ラジオ講座やテキストから苦労なく読める長文を選び、毎日15分でもいいので、同じ文で一週間続けます。
ここで大切なのは「漠然とやるのではなく、しっかり意味を考えながら音読し、ひたすら繰り返す」ということ。
自分もこれまでは英文を”読む”に集中しすぎて、音読する時間が取れていなかったので、読むだけでなく「しっかり声にも出す」ことを意識していきたいと思いました。
話せる人は「急がば回れ」、挫折する人は「一週間でペラペラになれる本」に飛びつく。
英語ができるようになった方は毎日(少なくとも週に3回以上)、たとえ15分でも何らかの形で努力をしています。
また、西さんは「英語は即席麺ではありませんので、”お湯をかけて3分”でできるようにはなりません。」と述べています。
それだけ語学の勉強法には筋トレと同じように地道なトレーニングが一定期間必要で、たとえ一週間しっかり勉強したとしても、その後に使わなかったらどんどん忘れてしまいます。
やるべきことを絞り、地道に繰り返し、自分の中に英語を「貯めていく」ことが大切なのだと思いました。
終わりに
英語には色々な勉強法がありますが、まずは中学英語からもう一度やり直し、しっかりと声にも出して、地道にできることをやっていこうと思いました!
また、本書では英語学習にオススメな教材を何冊かオススメしていたので、中学英語の復習をきちんと終わらせたら、次のステップとして他のテキストにも挑戦していきたいです。
最後に、本書の「はじめに」に記載してある、自分がいいなと思った言葉で本記事を締めくくりたいと思います。
「日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ。」
今回も最後までお読み頂きありがとうございました!
Thank you for reading this article!
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