Iwata's Diary

いわたの日々の記録です。食と健康に関する記事を発信しています!

【感想】脇屋友詞さん「厨房の哲学者」|選ばなければ人生は始まらない。

今回紹介する本は、脇屋友詞さんの「厨房の哲学者」です。

 

 

本書は、中華料理の巨匠・脇屋シェフの、自身の料理人人生50年を振り返った本です。

 

15歳の春に初めて中華鍋に触れ、多くの苦行を乗り越え、やがて日本の中華料理界のトップに辿り着くまでの軌跡が描かれています。

 

この本で一番心に響いたのが「重要なのは何かを選ぶことなのだ」という言葉です!

 

脇屋さんは15歳の春に初めて中華鍋と出会いましたが、鍋が重くて上手に洗えず、「自分には向いていない」と感じ、ずっと逃げ道を探していたそうです。

 

しかし、ある日たまたま訪れたスキー場の売店で、武者小路実納さんの名言「この道より我を生かす道なし。この道を歩む」と書かれた額と出会い、その言葉が非常に心に響き、逃げずに中国料理という道を選ぶことに。

 

そして、中華鍋を必死に洗うようになり、日々ノートを取ったり、早起きして包丁さばきの練習をしたことから、脇屋さんは中国料理界のトップに上り詰め、日々第一線で活躍されています。

 

選ばなければ人生は始まらない。

 

どこかにたどり着くには道を選ぶこと。

 

自分は今年、登録販売者1年目となるのですが、続けることで得られるものもあるはずです。

 

ですので、登録販売者の仕事に真摯に向き合っていくつもりです!

 

この本を通じて、「石の上にも三年」という言葉が、あながち間違いではないのかなと思うようになりました。

 

さらに、もう一つ印象に残っているのが、「美味しいだけがすべてではない、生命をつなぐために食はあるのだ」という言葉です。

 

脇屋さんは1992年に母を亡くし、看病の際に滋養のあるスープを作っていました。

 

その母の存在があったからこそ、医食同源という中国料理の重要な考え方に興味を持ち、薬膳を作るようになったとのことです。

 

だからこそ、自分も現在は「健康な体や生活」を手に入れるために、改めて栄養学の勉強を進めています!

 

薬の説明だけでなく、食を通じて「健康づくりのお手伝い」ができればいいなと思っています。

 

勉強中の栄養学!食を通じて「健康づくりのお手伝い」を。

 

この「厨房の哲学者」は、「今の仕事は自分に向いていない」と感じたり、「やりたいことがなかなか見つからない」と思う方にとって、非常に励みになる本ですので、興味のある方はぜひ読んでみてください!

 

今回も最後までお読み頂きありがとうございました!

 

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厨房の哲学者 [ 脇屋 友詞 ]